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エレクトリック・ドリーム

2011/04/20 23:00
 
 ビデオデッキの調子が悪くてスチールをキャプチャリングできません。そんな事情なので、予告していた「ディディエ」の記事はいましばらくお待ち下さい。

 代わりに、ぼくがこれまでに観た映画のなかでも印象に残っている、素敵なシーンの動画をアップしておきます。




 若いころのヴァージニア・マドセンは眩しいばかりに可愛いですね。でもってLDとサントラを買ったのですが、サントラ・ヴァージョンのこの曲はアレンジが格好悪くてがっかりしました。チェロがサンプリングに置き換えられているし、シモンズドラムのタムのピュンピュン音はいま聴くとかなり恥ずかしい。




 いい曲です。ジェフ・リンはやっぱりメロディ・メーカーだわ。ちなみに、最近のマドセンはこんな感じです。




 まだまだお美しい。

 なお、この記事は次回更新したさいに消去します。
 
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サッカー・ドッグ ヨーロッパ選手権

2011/04/08 20:40
 
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 以前、紹介した、「サッカー・ドッグ」の続編です。記事を書くのに手こずって更新が遅れてしまいました。どうにもテンションの上がらない作品だったもので。

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 冒頭、スコットランドのとある研究所から、一匹の犬が逃げ出します。

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 その犬は、人間並みの知能を秘めた、サッカー好きのスーパー・ドッグでした。

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 いっぽう、ポーテスバラという田舎町でパブを営む、独身の中年男のブライアンは、キャプテンを務める地元のサッカー・クラブの弱小ぶりに頭を抱えていました。
 エース・ストライカーのアレックスがロンドンのクラブに引き抜かれて以来、3年間も勝てず、好転しそうな見込みもまったく立たなかったのです。

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 そんなある日、いつものようにブライアンがチームの不甲斐なさを嘆いていると、見知らぬ女性と少年がグラウンドを訪れます。
 2人は、ニューヨークの弁護士のヴェロニカと、彼女が後見人をしている孤児のザックで、亡くなったザックの母親が、息子の父親はブライアンだと遺言書に書き残していたため、はるばる大西洋を渡ってきたのでした。

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 思いもよらぬ成りゆきにブライアンが戸惑っていたところ、突然、あの犬が現れます。サッカーボールを自在に操りつつ。

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 そして、見事にゴールを決めるのでした。

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 結局、ブライアンはザックと犬を引き取ることになります。

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 しかし、初めて対面した親子がすぐに打ち解けられるはずもなく、ぎこちない関係を続けるあいだに、キンブルと名づけられた犬を追って、研究所のマッド・サイエンティストが暗躍したり、有名になったキンブルをイメージアップに利用しようと、アレックスが対戦を申し入れたりと、ブライアンにとって気の休まらない日々が続くのでした。

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 ブライアンを演じているのはニック・モラン。ファミリー映画には縁遠そうなイメージだけれど意外に似合っています。
 ただ、彼も含めてキャスティングは悪くないのに、キャラクターの造形がステレオタイプで笑いも底浅い。監督のサンディ・タンは、「ビーグル犬シャイロ」シリーズなどで犬の扱いにかけては慣れたものですが、人間についてはいまひとつですね。
 なによりも、サッカーとスコットランドへの親しみを感じられないのが観ていて辛い。

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 また、サッカーボールのCGがあまりにも安っぽくて、最初のシーンでいきなり興醒めしてしまいました。せっかくキンブル役の犬がよく訓練されているのに、つまらない手抜きで台無しにしています。勿体ない。ちなみに、犬種はラブラドール・レトリバーのミックスだとか。

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 なお、撮影は前作と同じく、カリフォルニアとカナダのブリティッシュコロンビアで行われています。そもそも、なぜ、スコットランドを舞台にしたのか意図を計りかねる一本でした。

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 次回は、フレンチ・コメディの秀作、「ディディエ」を取り上げます。


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名犬ラッシー

2011/03/30 10:30
 
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 スコットランド映画とアイルランド映画のどちらにテーマ分けするか、ちょっと悩んだ一本です。ロケ地はダブリンとマン島がほとんどで、スコットランドで撮影されたのは俯瞰シーンの一部だけだし、映像的な価値を考えれば、アイルランド映画に加えたほうがいいのかもしれません。
 ただ、コリーはスコットランド産の犬種で、ラッシーという名前も、「お嬢さん」を意味するスコットランド・ゲール語です。
 そんなわけで、スコットランド映画として取り上げることにしました。まあ、どっちでもいいんだけれど。

 そういえば、グレン・ロッキーかグレン・ロッシーをもじった、グレン・ラッシーだかなんだか、そんなネーミングのボトラーズのシングルモルトがあったような。
 調べてみたら、ゴードン&マクファイル社が1988年にリリースした、グレン・ロッシーの14年物のカスクが、ラッシーのラベルでした。

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 さて、冒頭、狐狩りの場面から物語は始まります。

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 炭鉱町の町なかに逃げこんだ獲物を、我が物顔で追う領主の公爵と勢子。それを苦々しく見つめる人びと。

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 前回の「名犬ラッシー 家路」が、エリック・ナイトの原作に沿いながらも、ハリウッド的な甘く味つけをしたおとぎ話だったのに対して、こちらは、オリジナルをリスペクトしつつ、当時の風俗や階級社会の様子をディテール豊かに描き出し、見応えのあるヒューマン・ドラマに仕上げています。
 キャストも含めて、本作以上のラッシー映画はまず望めないでしょう。「名犬ラッシー 家路」と見比べてみるのも一興です。

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 もちろん、英国映画らしい控えめなユーモアも散りばめられていて、家族揃って楽しめる作品です。

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 以前、ダウン系3大女優の一人と評した、ジョーの母親役のサマンサ・モートンは、生活に疲れ、やつれた役柄を演じさせたらやっぱり上手い。
 必要とあらば裸身も素顔を晒すのも厭わない、役作りへの熱意には感謝、いや感心するばかりです。

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 ピーター・オトゥールは、元気で長生きさえしてもらえれば十分です。

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 また、ロバート・アルトマンの「ゴスフォード・パーク」で、ダウン系3大女優の筆頭のエミリー・ワトソンとも共演している、グラスゴー出身のケリー・マクドナルドがカメオで出演しています。

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「トレインスポッティング」の印象が鮮やかで、まだ若いと思っていたら、じつはモートンより1歳年上なんですよね。両人とも好きな女優だけれど、顔はマクドナルドで体がモートンならもっといいです。
 失礼しました。

 次回は、スコットランドが舞台で犬が主役のサッカー映画、「サッカードッグ ヨーロッパ選手権」を紹介します。

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名犬ラッシー 家路

2011/03/26 01:50
 
 一昨日の3月23日、往年の大女優、エリザベス・テイラーが亡くなりました。79歳でした。

「風とともに去りぬ」のヴィヴィアン・リー、「カサブランカ」のイングリッド・バーグマン、「三つ数えろ」のローレン・バコール、「ローマの休日」のオードリー・ヘプバーン、「裏窓」のグレース・ケリー、「媚薬」のキム・ノヴァク、「お熱いのがお好き」のマリリン・モンロー。
 その美しさに子供心にも胸ときめかせたハリウッド・スターは、綺羅、星のごとくいるけれど、「クレオパトラ」のリズほど、「絶世の美女」という表現が相応しい女性はほかに思い浮かびません。
 プライベートが晒されたりしてスターがオーラを失ってしまった現在、彼女を超える銀幕の女王は、二度と現われないでしょう。

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 そんなわけで、サッカー映画はいったんお休みさせてもらって、今回は彼女のデビュー2作目、「名犬ラッシー 家路」を紹介します。

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 イングランド、ヨークシャーで暮らす少年ジョーと愛犬のラフコリーのラッシーは、深い絆で結ばれていました。

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 しかし、第1世界大戦後の不況下で収入のない父親は、以前からラッシーを欲しがっていた地主のラドリング公爵に、やむなく売り渡してしまいます。

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 リズは公爵の孫娘に扮しています。

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 ところが、ラッシーは何度も脱走してジョーのもとに戻ってくるのでした。

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 ついには、ドッグショーのために連れていかれたスコットランドからも逃げ出します。

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 そして、山を越え、川を渡り、出会いと別れを繰り返しつつ、遥かヨークシャーを目指して苦難の旅を続けるのでした。

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 普遍的なテーマの名作は、たとえ何年経とうとも色褪せることはなく、いま観返しても十分に面白いです。リズとジョー役のロディー・マクドウォールが輝くばかりに可愛く、彼らを眺めているだけでも癒されますね。
 ちなみに、1998年にマクドウォールが他界するまで、2人はずっと親友の間柄だったそうです。

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 12歳にしてすでに大女優の風格を感じます。

 物語の中盤はスコットランドが舞台なのですが、撮影はほぼカリフォルニアとワシントン州で行われており、スコットランドらしい風景は見られません。オールセットの「ブリガドーン」のほうが、まだ雰囲気はありました。

 ついでなので、次回も、2005年に制作された、ピーター・オトゥール、サマンサ・モートン共演の「名犬ラッシー」を取り上げます。

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トラベラー

2011/03/21 19:00
 
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 ここしばらく軽いタッチのコメディ映画を続けたので、今回は印象に残る文芸作品を紹介します。第3世界を代表する映像作家、イランのアッバス・キアロスタミが1974年に発表した長編第1作、「トラベラー」です。

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 イランの田舎町で暮らすガッセムは、勉強をさぼってサッカーで遊んでばかりの少年で、それが理由で落第してしまい、家族や教師に叱責される毎日でした。

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 しかし、いっこうに悔い改めず、挙句の果てには、試合を観戦しにはるばるテヘランまで出かけようと企てます。
 もちろん、親には内緒で金も持っていません。そこで、悪知恵を働かせて金集めに励みます。

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 なりふり構わず、あとさき考えず、母親から喜捨を盗み、たくさんの友達を騙し、チームのボールとゴールを勝手に売り払って、なんとか旅費とチケット代に足りる金が工面できると、ガッセムはテヘラン行きの夜行バスに飛び乗るのでした。

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 因果応報を説くイソップ物語のなかの一編みたいな、いたってシンプルなストーリーですが、なによりも、主人公の子役が素晴らしい。ときにふてぶてしく、ときに愚かしく、じつに自然体で演じています。
 この映画を名作たらしめているのは、ひとえに彼の並外れた存在感に尽きるでしょう。

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 キアロスタミが巨匠と称えられるゆえんについては、試しに音を消して鑑賞してみるとよく分かります。台詞、効果音、音楽が聞こえなくても、観る者に訴えかける力に変わりはない。優れたドキュメンタリーにナレーションは無用のごとく。
 映画が総合芸術であることは承知していますし、カメラワークだけで監督の良し悪しを論じられるわけもないけれど、素人を起用し、自然光にこだわった手法は、素朴でいて練り上げられたリアリティを生み出しています。
 あるいは、写真家でもあるキアロスタミが、カメラと同様に自己完結させたいがために、役者、スタッフら他者の応力が作品に作用するのを嫌ったすえの、エゴイスティックな産物なのかもしれません。
 そんな彼が、久しぶりの新作の「トスカーナの贋作」で、曲者のジュリエット・ビノシュをどんなふうに撮ったのか、とても興味深いですね。明後日にでも確かめに行ってまいります。




 とにかく、母国でキアロスタミの作品の上映が禁止されている現状は、イラン国民にとって大きなマイナスでしょう。文化を尊ばない国が栄えたためしはないということを、かの地の指導者の連中は、いまいちど思い起こしてみるべきです。


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恋のキック・オフ 警告!女装プレイヤーは出場停止!

2011/03/17 11:00
 
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 今回の「恋のキック・オフ 警告!女装プレイヤーは出場停止!」も、またまたアメリカのコメディ映画です。劇場公開されたさいのタイトルは、「恋のレディ&レディ?」でした。

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 チェスター・リーは腕利きの営業マンですが、なかなか昇進できずにいました。

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 その日も、社長に面会して直接、訴えていたところ、口は災いのもと、ルールさえ分からないまったくの素人なのに、社長が後援している女子サッカー・チームのコーチを引き受ける羽目になります。
 とはいえ、チームはリーグ戦を連覇している強豪で、指導しなくてもなんとかなるだろうと、チェスターは高をくくっていました。

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 ところが、いざ練習に立ち会ってみると、メンバーの顔ぶれががらりと変わっていて、経験者は一人だけのありさま。

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 もちろん、初戦も大敗してしまいます。

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 出世どころかいまの立場すら危うくなったチェスターは、交際している女性の息子で、サッカーの上手いマシューに助けを求めます。

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 母親とつき合ってるチェスターを苦々しく思っていたマシューも、片思いの相手がチームにいることに気づき、しぶしぶアドバイスします。

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 しかし、チェスターの頼みは、もっととんでもないものでした。

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 なんと、マシューに女装してチームに加わるよう求めたのです。

「アメリカン・ピーチパイ」のアマンダ・パインズの男装はちょっと無理があったけれど、本作のマシュー役のジョナサン・ブランディスはかなり似合っています。
 そういえば、「ネバー・エンディング・ストーリー 第2章」でも、幼ごころの君よりブランディスのバスチアンのほうが可愛かったような。

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 じつは、彼が2003年に27歳で亡くなっていたのを、この映画についてネットで調べていて知りました。リヴァー・フェニックスといいブラッド・レンフロといい、事情はどうであれ、馴染みのある子役の早世は胸が痛みます。

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 ここからの展開はご想像の通りです。ロマンスを交えつつ、トラブル続きのなかで登場人物が互いに絆を深めていき、ハッピーエンドを迎えるという、いかにもアメリカン・コメディらしい力ずくの作品で、90分のあいだそこそこ笑って、あとはさっぱりと忘れてしまうのが正しい楽しみかたでしょう。
 サッカーはたんなるモチーフに過ぎず、ヨーロッパの匂い立つサッカー文化とか、往年の名選手の華麗なるプレーとかは、いっさい目にすることができないので悪しからず。

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  いまではすっかり大人の女性のヴィネッサ・ショウも、少女のころは初々しいですな。

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 ちなみに、意外な人物がカメオで登場しています。

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 お分かりでしょうか、ロサンゼルス・ドジャースの元監督で、日本とも縁の深い名伯楽のトミー・ラソーダです。
 でもって、結局、最後はベースボールなのね。


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ペナルティ・パパ

2011/03/12 02:30
 
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 今回も、前回の「ビッグ・グリーン でこぼこイレブン大旋風」に続き、アメリカのコメディ映画を紹介します。

 主人公のフィルは、ひどい運動音痴なうえに粗忽な性格で、タフな父親のバックに幼いころから頭が上がりません。

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 息子のサムもフィルに似て運動が苦手で、バックがコーチをしているサッカー・チームでも、出場する機会を与えられずにいました。

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 勝利を優先するバックは、そんなサムを見限り、弱小チームに放出してしまいます。自分の孫になんて酷い仕打ちをするんだと憤慨するフィルでしたが、大人になっても父親には逆らえず、いまより試合に出られるじゃないかと、サムを慰めることしかできませんでした。

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 サムが移ったチームは、体力も気力もない落ちこぼれの子供たちの集まりで、リーグの最下位に甘んじているのも当然のありさまでした。しかも、コーチまで失踪してしまい、成り行きでフィルはコーチを引き受ける羽目になります。
 もちろん、経験のないフィルにコーチが務まるはずもなく、困り果てた彼は、ある知り合いに泣きつきます。

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 その知り合いとはマイク・ディッカ、かつて、シカゴ・ベアーズを率いてスーパー・ボウルを制したアメフトの元コーチで、隣人のバックとは犬猿の間柄でした。打倒バックを訴え、コーチの補佐をしてくれと頼みこむフィルに、バックに一泡吹かせられるのならと、ディッカも応じます。

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 じつは、このディッカなる人物、本人が演じています。大事を成す人はさすがというべきか、素人ながらも名優顔負けの存在感があって、ロバート・デュバルとも堂々と渡り合っています。

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 ディッカの厳しい指導のもと、猛特訓の日々が始まります。

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 しかし、すぐに強くなれるわけもなく、相変わらず負けてばかり。そこでディッカはさらなる一手を打ちます。

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 近所の肉屋にイタリアから見習いに来ていた、サッカーの上手な兄弟をスカウトするのでした。

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 アズーリばりの2人の活躍でチームは一気に勢いづき、勝利を重ねていきます。

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 ところが、調子に乗ったフィルは人格まで豹変してしまいます。父親にそっくりの横柄な態度で、結果だけにこだわり、どんな汚い手段を使ってもいいから勝てと命じるフィルに、戸惑うサムとチームメイトたち。ディッカも呆れて見放す始末。

 まとまりを欠いたまま、彼らはバックのチームと優勝を賭けて戦うことになるのでした。

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「ビッグ・グリーン でこぼこイレブン大旋風」によく似たシチュエーションですが、こちらは子供には少しばかり敷居の高い、「サタデー・ナイト・ライブ」仕込みのスラプスティック・コメディで、ウィル・フェレルはいつものごとくオーバー・アクションだし、パロディやジョークも、アメリカの事情に通じていないと分かりづらいものが多く、好みの分かれる作品でしょうね。

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 さて、このたびの震災で被災された方がたには心よりお見舞い申し上げます。慰める言葉もないけれど、命さえあれば、いつか生きていてよかったと思える日が必ず訪れると、ぼくは信じています。どうか希望を失わずに頑張って下さい。


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